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2011年3月29日 (火)

縁について 回生断酒友の会30周年記念大会 記念講演から

 

みなさんこんにちは。

 

平成23年3月19日に行われた「回生断酒友の会30周年記念大会」にて

慈明院名誉住職・吉住明海先生による記念講演「縁について」が行われました。

 

吉住先生の、ユーモラスな語り口と、とても温かく心にしみる言葉の数々に、

ときに笑いながら、ときに深くうなずきながら、

引き込まれるようにして聞いていた方もいらしたようです。

その講演内容を、少しおすそわけします。

 

 

人には3つの縁があります。血縁、社縁、福縁。

ほかの人のことを思いやって、一生懸命に生きていたら、

「福相」といって、とてもいい顔になる。

そうすると、その人のまわりには同じ福相の人が集まってきます。

それが、「福縁」となっていきます。

 

身寄りのない年金暮らしのおばあさんのお葬式にいったことがあります。

おばあさんのまわりには、生前のおばあさんにお世話になったという

子どもから大人まで、小さな家に入りきれないほどの人たちが

おばあさんとの最後の別れを惜しんで泣いていました。

おばあさんの顔は、とてもしあわせそうに、美しかった。

おばあさんが死ぬときに残したもの、それは心でした。

いまでもおばあさんのお墓には、お花がたえません。

こうして、おばあさんの「福縁」は、いまでも人をつないでいます―

  

 

人にはそれぞれ役割があり、与えられた役目をまっとうするべく

一生懸命に生き抜くことが大事で、

そうすることで、心を残して「福縁」をつないでいけるのだそうです。

 

吉住先生は、幼い頃に事故で両足を失いました。

「だからこそいろんな人に出会え、いろんなことを学べた」とか。

 

アルコール依存症と戦っているあなた方も、

考え方次第で、多くの人に出会え、多くのことを学べます。

アルコール依存症と戦うなかで苦しいことがあるとき

それを「つらい」とするのも、「たのしい」とするのも、

自分の心が決める、その心を大事にしてほしい。

その心が、縁をつないでいくのですから―

 

吉住先生の力強いエールに、

会場を埋め尽くした割れんばかりの拍手が、こたえていました。

 

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