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2012年10月 2日 (火)

飲酒運転撲滅推進条例施行にともなって

 

みなさんこんにちは。

全国で初の試み『福岡県飲酒運転撲滅運動推進に関する条例』が、

先の9月21日に施行されました。

 

この条例は、飲酒運転で摘発された人にアルコール依存症の検診を促がし、

5年以内に再度飲酒運転で摘発されれば、検診を義務付けるというものです。

 

この度、その検診を受けることができる県指定の医療機関として

医療法人十全会回生病院が認定されました。

 

 

福岡県の飲酒運転による人身事故件数は、減ってはきているものの

依然として多いのは確かで、県警の取り締まりによる摘発数も、後を絶ちません。

 

そんななか、福岡県民の飲酒運転撲滅に対する機運はとても高まっています。

県内で車を走らせれば、至るところで自治体や企業、市民団体による

「飲酒運転防止」を訴えるのぼりを見ることができますし、

アルコールを扱う居酒屋やラーメン屋などの飲食店に行けば

壁の張り紙や飲み物のメニュー表などで、注意書きを目にすることができます。

 

また、地元のラジオ局では、飲酒運転撲滅のための作戦として、

前日の飲酒運転事故速報を流し、私も通勤中に車内で聞くのが日課になっています。

 

ですが悲しいことに、事故ゼロの日が連続して3日も続くことが、ほとんどありません。。

報告するラジオパーソナリティの声のトーンにも、憤りややるせなさを感じます。

 

県内のどこかで、飲酒運転で事故を起こしている人がいるということは、

事故を起こさないにしても、警察につかまらないにしても、

なお飲酒運転をしている人が、その何倍、何十倍もいる、ということです。

 

 

このように、いくら罰則を厳しくしても、世間の目が厳しくなっても

飲酒運転をやめることができない人たちのなかには、アルコール依存症、

あるいはアルコール依存症予備軍の人が相当数含まれていると言われています。

 

条例では、検診の結果、アルコール依存症であると診断された場合、

その人は専門病院での治療が義務付けられます。

まずは根本から断って、飲酒運転を減らしていこうというのが、この条例のねらいです。

 

当院も、福岡県にある”アルコール依存症を専門に扱う病院”のひとつとして、

その責務をはたしていきたいと考えております。

 

もし、いまこのブログを見ている人で、自分のお酒の飲み方がおかしいと感じる人や

どうしても飲酒運転がやめられないという人は、条例にかかわらずとも、

一度、医療機関の受診をおすすめします。

 

そうではなく、普段はお酒を飲まなくても平気なんだけど、

軽い気持ちで「めんどうだし、ちょっとの距離だし、まいっか」と飲酒運転をした人が

まだ、どこかにいるならば(いないと信じたいですが)、、、、、

想像してみてください。

自分の大切な人が、だれかの飲酒運転事故によって亡くなってしまったら・・・?

 

たとえ過去に事故を起こしていなくとも、バレていなくとも、飲酒運転は犯罪です。

取り返しのつかない事故を起こす前に、社会的信用を失ってしまう前に、

今一度『飲酒運転は絶対にしない、させない!』を、心に誓いましょう。

 

 

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