« ただしい手洗いのすすめ | トップページ | 第38回 水泳大会 »

2014年7月 4日 (金)

ステージミーティング ~四期修了~

 
みなさんこんにちは。
7月に入りましたが、まだ梅雨まっさかりの九州地方です。
 
ステージミーティングの四期が、本日修了を迎えました。
先週、最後の外出として、宗像大社に行ったメンバー。
 
 Photo
 (メンバーみんなでおみくじを引きました)
 
 Photo_2
 (一人だけ、大吉が出ました~)
 
 Photo_3
 
 Photo_4
 Photo_5
 (仮本殿でしたが、一人ひとりお参りしました)
 
小雨の中での参拝となりましたが、「心が洗われた」と
顔をほころばせていました。
 
 
そして、今日の修了式では、半年間の振り返りを行いました。
最初は17名で始まったステージミーティング。
縁があって、最後まで残ったメンバーは6名です。
 
メンバーが、ステージミーティングを通して実感した ”自分自身の変化” は、
「気持ちも決意も新たになった」
「半年続けられたということで、今後良い方向に向かえば」
「寡黙だったけど、自分の意見を言えるようになってきた」
など、それぞれに気づきがあったようです。
 
 
なかでも一番変化があったのが、Mさんです。
私たちスタッフの心にも響いたエピソードなので、紹介します。
 
最初は、戸惑いもあってか、あまり身が入っていないように見えたMさん。
ミーティングでは、一人だけ、「自分は節酒でいこうと思う」と答えていました。
 
アルコール依存症は、節酒はできない病気ですが、
ステージミーティングでは、断酒しろ、と強制することはありません。
回復のためには、もちろん断酒は必須ですが、
それも本人の「酒をやめたい」という意志がなければ、困難だからです。
 
Mさんは、節酒が難しいということは、頭では理解しているのだけれど、
心がついていっていないように見えました。
 
断酒すると決めれば、それに向かって進んでいかなくてはなりません。
真面目な人ほど、苦しみます。
 
 
ステージミーティングも、後半に突入したころ。
そんなMさんの中で、何かが変わり始めました。
 
「断酒でいく」
 
Mさんの口から初めてきいたときは、耳を疑いました。
はたから見て驚くほど、Mさんのミーティングへの姿勢が変わっていきました。
 
初めて ”断酒” を宣言したときは、勇気がいったことでしょう。
でも、その後も毎週のように、断酒という言葉を口にするたびに、
その言葉に、しっかりとした意志を感じるようになりました。
 
最初はほとんど無表情で、あまり意見を言わない、という印象だったMさん。
表情もやわらかくなり、笑顔を向けてくれ、雑談にも応じてくれるようになりました。
静かな物腰ながらも、しっかりとした考えを言えるようになってきました。
 
病棟の看護師さんから見ても、Mさんの変化がわかるほどだったといいます。
 
「断酒したい」
 
心からそう思えるまでの ”葛藤” は、とても大切な過程です。
悩みぬいて自分で下した決意は、その人の核になります。
 
Mさんは、節酒と断酒のはざまで、揺れながら、自問自答を繰り返したのでしょう。
ミーティングの課題をとおして、自分と向き合う時間をじっくりとっているんだろうな
そう感じとることができました。
 
Mさんが良い方向に変わっていく姿を、そばで目の当たりにして、
人は、いくつになっても、変わることができるんだ、と再認識しました。
 
 
 
退院のめどが具体的になったメンバーもおり、
みなの目標は「退院して自立」「社会復帰」と、回生病院からの旅立ちです。
 
「でもそこがゴールなのではなく、その先にも、いくつかのステップが続いていく」
とは、担当の作業療法士・松尾先生。
 
「ステージミーティングで感じた”変化”、自信、小さなゴールを重ねていって、
これから先のステップを一つずつあがっていくことが大切。
ミーティングは終わってしまうけど、せっかく培った良い習慣を
断ち切らないように過ごして!」 と、熱いエールを送りました。
 
メンバーもそれにこたえるように、真剣に耳を傾けていました。
 
最後に、修了証書を一人ひとり、授与。
 
 Photo_6
 
小さなゴールを迎えて、さわやかな寂しさとうれしさを胸に、
ステージミーティングの四期が終わりました。
 
 

« ただしい手洗いのすすめ | トップページ | 第38回 水泳大会 »

院内」カテゴリの記事