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2014年11月

2014年11月 7日 (金)

ステージミーティング ~海岸清掃~

 
みなさんこんにちは。
 
回生病院では、少人数の学習会『ステージミーティング』を行っています。
週に1度、半年にわたって続くステージミーティング。
早いもので、五期目のメンバーも、残すところ1か月ちょっととなりました。
 
先週の金曜日、恒例の海岸清掃にむかいました。
 
 Photo
 
その日は、雨こそ降ってはいませんでしたが、ご覧の通りの曇り空。
でも、あまり寒くもなく風も立っていなかったので、ゴミ拾いには最適な日でした。
 
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 Photo_3
 
みんな、会話を楽しみながらも、せっせとゴミを探しています。
まるで、お宝さがしのようです。
 
最初の外出の時の、ちょっとぎこちない空気とはあきらかに違って、
グループ全体に、安心感や、まとまりを感じました。
ほがらかな雰囲気が漂うのも、5か月をともに過ごしたメンバーだからでしょうか。
 
 Photo_4
 
一見すると、さほど落ちていないように見えますが、目を凝らせば
そこここから、プラスチックや紙ゴミ、ペットボトルなどが見つかりました。
 
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 (日本海ならでは? 韓国からのゴミも漂着しています)
 
 Photo_6
 
今回集まったゴミです。ペットの消臭剤やサンダル、釣りのエサ入れ等
海で楽しく遊んだあと、置いてけぼりにされたものたちでしょうか。
 
「よくこんなことできるよね。まわりで子どもとか見てなかったかなぁ」
ふと誰かがいっていました。
 
確かに。これを子どもが見たら、どう思うでしょうか。
想像力がある人ならば、こんなことはできないはずなのです。
(集めたゴミたちは、病院に持ち帰って、分別してすてました)
 
 
 Photo_7
 
そして一週間後の今日、
前回の清掃活動をとおして感じたことを、メンバーに語ってもらいました。
 
「砂浜が温かく、気持ちがよかった。気分転換にもなった」
「ゴミ拾いの後のたばこは、いつもよりもおいしく感じた」
「これまでは人前で歩くことが恥ずかしいと感じていたけど、
 堂々と歩けるようになった」
「いろんな形で、人の役に立つことはできるんだと思った」
「最初はめんどうだと思っていたけど、やってみると夢中になって時間を忘れた」
「なかなか一人ではできないこと。みんなですることに意義があると思った」
「あまり落ちてなかったけど、ゴミに対しては、よくこれだけ捨てられるなぁと思った」
「自分の心のゴミも拾えた気がした」
「ゴミを見つけるたびに、アワビでも拾ったようなうれしい気持ちになった」
「こんな自分でも、人の役に立てる人間になれたような気がした」
 
笑顔で生き生きと語る一人ひとりを見ていると、 
短い時間ではありましたが、一生懸命にゴミを拾ったことが、
小さな自信につながっているようでした。
 
なかでも「人の役に立てた」というフレーズがよく出てきました。
院内にいると、治療中ですので、”自分”と向き合う時間が必然的に多くなります。
目に見えて、人の役に立てたと実感する機会はあまりないかもしれません。
 
でもこうして外に出て活動をして、それが間接的に”誰かのため”になったことで
自分以外の誰かを思いやることの喜びを感じることができたのではないでしょうか。
こうした小さな成功体験を積み重ね、自信をつけていくことが大切、と松尾先生。
 
「人のために何かをすると気分がいい」
「ボランティアの気持ちを、これからも持ち続けたい」
「これからは、もっと周りのことを考えて生活したい」
 
口々に語るメンバーの顔には、やさしさと温かさがにじんでいました。
 

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