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2015年3月16日 (月)

笑顔の再会

 
みなさんこんにちは。
 
冷たい風のなかにも、春めいた暖かさを感じはじめた今日この頃。
窓からのぞく桜の木も、枝先のつぼみが丸くふくらんできました。
 
ある日、外来の前をとおると、つい先日退院した方がこられていました。
話しかけると、少しはにかんだ笑顔で「こんにちは」。笑顔の再会です。
 
お変わりないですか?と聞くと、「ええ、おかげさまで^^」
 
その方Aさんは、退院後、施設に入所されています。
この日は施設の職員の方に付き添われての通院でした。
しばらくは定期的に通院を続けるとのこと。
 
職員の方いわく、「とても頑張っておられますよ~」
Aさん「まだ慣れてないので」と謙遜してらっしゃいましたが、うれしい報告です。
 
同じ病棟だった当院の看護スタッフが通りかかり、気安く声をかけます。
「元気してた?退院して少しやせたんじゃないの?」
「いやいや、逆に太りましたよ(笑)」
「あら、そうね(笑)」
 
和やかな雰囲気でした^^
 
 
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アルコールや薬物の依存症は、完治しない病気。
ふとしたきっかけから、スリップ(再飲酒・再使用)につながり、
入退院を繰り返す人が多いのが現状です。
(それが依存症という病気で、決して意志が弱いからではありません)
 
そのスリップの原因としてあげられる大きなものが、ストレスです。
とくに、退院後にすぐに一人暮らしをしたいと考える人は、注意が必要です。
 
病院での規則正しい生活や、気心の知れた仲間がいることの安心感。
退院後は、生活リズムも人間関係も、自ら築いていかなくてはなりません。
”孤独”や”あせり”から、不眠やストレスを抱えたりすることもあります。
 
 
Aさんのように施設の手を借りて、そこで新しい人間関係を構築したり、
軽作業やリハビリなどをしながら、徐々に社会生活に慣れていくことは、
退院後の社会復帰を、より成功しやすくしてくれるメリットがあります。
 
 
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依存症になる人は、真面目で頑張りやな性格が多いとも言われています。
Aさんに限らず、退院後、社会生活に踏み出した人たちはみんな、
どうか無理をせずに、焦らず、一歩一歩すすんでいってほしいです。
(もしも、辛くなったときは、一人で抱えこまず、病院に相談してください)
 
私たちスタッフにとっても、退院した患者さんの元気な姿を見ることが、
なによりの励みです。
 
また笑顔での再会ができますように^^
 
 

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